この記事では、”空腹状態で食べるコンビニ弁当が実は世界一おいしかった!”といった僕の実体験をもとにした内容が書かれています。
“砂漠で飲む水が一番おいしい”と同じ現象!?
皆さんが現在、砂漠を歩いているとします。
周りには自動販売機もコンビニもスーパーもありません。
そんな中、のどはカラッカラになってきて、もう限界というところまできてます。
そこに一人の商売人がきて、キンキンに冷えた500mlペットボトルに入った水道水を売っていたとします。のどの渇きが極限状態にきているあなたは当然その水道水を買います。
そして、その水を一口飲んだ瞬間こう言うでしょう。
「世界一うまい…..」
“世界一高い水”や”世界一おいしい水”といわれるものはたしかにおいしいかもしれません。(僕は飲んだことないのでわかりません)
水道水は平常時に飲んでも、そこまでおいしいと感じることは少ないと思います。
しかし、同じ水道水でも、のどカラッカラの極限状態に置かれた場面で飲んだ瞬間に、なんともいえない感動の味となるのです。
世界で一番おいしい食べ物は空腹状態で最初に口にしたものだった件
さて、今回の話題にいきましょう。
“世界で一番おいしい食べ物は空腹状態で最初に口にしたものだった件”について解説します。
ここからは僕の体験談を話していきます。
ある日、知り合いに「この近くに、世界で一番おいしい○○のお店があるので一緒に行きませんか」とお誘いを受けたことがあります。
“世界で一番”という言葉の響きに魅了された僕は行くことにしました。
お店の中に入ってみると、いかにもおいしい料理を出しています感がある少々お高いレストランでした。
そして、その”世界一”といわれる食べ物のコースを頼んで食べました。たしかにおいしかったです。
僕は数々の巷で有名なおいしいレストランに行ったことがあるのですが、一度も目が飛び出るほどの涙が出るような感動する料理にであったことがありませんでした。
ある日、その日は夜に、おいしいといわれる焼き肉店の食べ放題があったので、お腹を空かせておこうとお腹が空いてもなにも食べなかった日がありました。しかし、よく食べる時期だった僕はもう空腹状態が極限になり、これ以上お腹を空かせたら死んでしまうといったところで、我慢しきれず、コンビニで一番安い弁当を買ってしまいました。
あまりのおいしさに感動してしまい、涙が出そうになりました。数年たった今でもその味を忘れることはできないです。
あまりのおいしさに、ものの2分ほどで完食した記憶があります。
その後、少しお腹を空かせて食べに行った焼き肉店。
たしかにおいしかったです。
でも、焼き肉を食べ終わった後もなお、あのコンビニ弁当の味が脳裏に焼き付いて頭から離れませんでした。
世界には、明日食べる食物があることも保障されていない、毎日空腹に苦しめられている人たちがたくさんいます。
学校の給食の時などに食品廃棄物が大量に残ることは我が国が非常に豊かで、様々な資源に恵まれていることの表れだと思います。
「給食に嫌いなものがあったから残す」ことによって、食品廃棄物の量が多くなっていることも現実です。
僕は玉ねぎが嫌いでした。最初は甘いのに噛んでいくうちにだんだん辛くなっていくあの食感が嫌いだったのです。
しかし、極限の空腹状態の時に買った弁当の中には大量の玉ねぎが入っていました。
その当時、空腹で意識が無くなりそうだったので、目に入った弁当をすぐさま手に取って、レジで会計を済ませ、すぐに開けて貪り食っていました。
空腹で死にかけの中、食べた玉ねぎが嘘みたいにおいしくて、感動しました。
この日以来、あの日の玉ねぎの味が忘れられず、今では好きになるほどです。
“好き嫌い”があることは、自分が、普段から食べ物に困ることが無く、満たされた状態だからこそうまれるものだと思います。
「今日の給食は嫌いなものだらけだ…。なんて僕は不幸なのだろう」ではなく、「嫌いなものがあるということはそれほどまで、自分は満たされていて、恵まれているのだな」と思って、満たされていることに感謝しながら、生きていきたいものです。
最後に
今回は僕の体験をもとに記事を書いてみました。
決して、「恵まれているのだから、嫌なこと、嫌いな食べ物を食べることをしなさい」と言っているものではありません。嫌なことを無理にさせると、余計に嫌になってしまい、良くないですし、嫌いな食べ物を無理やり食べさせると余計に嫌いになるだけですので、良くないです。
ただ、自分が今不自由なく暮らせているのも、普段なにも感じないモノがいつもあるからこそだということです。